成蹊大学文学部
ひらのゼミ
回答者
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じゅんぺー
4年生

いくみん
3年生
インタビュー
ゼミ生のリアルな声を聴きました。
ひらのゼミって、どんなゼミ? 実際、入ってみてどう?
日本文学科って、就職どうなの?
等身大のゼミ生の声をお楽しみください。
ひらのゼミってどう?
質問①:ひらのゼミに入る前と後で変わった印象
②:ひらのゼミで大変だったこと
――まずは自己紹介からお願いします!
じゅんぺー:はい! ひらのゼミ4年のじゅんぺーです! よろしくお願いしま~す!
いくみん:はい。ひらのゼミ3年のいくみんです。お願いしまーす!
――は~い!お二人ともありがとうございます!! ではさっそく質問させていただきます。
いくみんはひらのゼミに入って1年間、じゅんぺーさんは2年間経つと思うんですけど、ゼミに入る前と今とで変わった印象があったら教えてください!
じゅんぺー:はい。そうですね・・・ゼミに入る前は、正直自分がひらのゼミに入って大丈夫かなあって(笑)。僕あの、ゼミの志望届を期限内に出すの忘れちゃって、自動的にひらのゼミに割り振られたんですよ。そういうきっかけで入ったので、「ひらのゼミは忙しい」「時間が長い」って聞いていたのもあるし、不安だな~っていうイメージだったんです。それで実際活動してみて思ったのは、「ひらのゼミ楽しいな」っていう。
忙しいとか時間が長いっていうのは変わらないんですけど、それ以上にゼミ生の結束力が強いのが印象的ですね。先輩・後輩の中が良いっていうところがすごく魅力的です。
――おお~!! 時間は長いけど、一緒にいるゼミ生同士の仲が良いからあっという間に感じるし、濃い時間を過ごせるということですね。素晴らしい・・・! いくみんはどうですか?
いくみん:じゅんぺーさんに良いこと言われてハードル上がっちゃった(笑)!
一同:(爆笑)。
いくみん:いやあ・・・(笑)。私はもともとひらのゼミが第一希望で! 「すごい楽しそうだなあ~」って思って。確かにじゅんぺーさんが言ってたとおり時間は長いんですけど、内容が充実していて楽しいから「あ、もうこんなに時間経ってたんだ・・・!? 」ってなります。
あと、今年はコロナの関係でゼミ合宿とか旅行がなくなっちゃったので、残念でしたね~。
――確かに! 対面じゃない分、合宿とかのひらのゼミの魅力が最大限味わえない部分も多少あったけど、オンラインでも充分楽しいですよね。
じゅんぺー:ちなみに、いくみんは僕と違ってひらのゼミ第一希望だったんだね。いくみんがひらのゼミを選んだ決め手って何?
いくみん:私はもともと陰陽師が好きっていうか、興味があって・・・そういうことを研究するって聞いていたんで。何かを研究するってなったときに、私はどちらかといえば文学よりも陰陽師かなって。本を読むのは好きなんですけどね。
じゅんぺー:そうだったんだ! 実際に自分の中で、どれくらい陰陽師について学べた?
いくみん:う~ん、まず私、そこまで陰陽師のこと知らなかったんだなって思い知らされましたね(笑)。陰陽師って想像よりももっといっぱいいるんだ、奥が深いんだって。
じゅんぺー:じゃあ自分が思っているよりももっとレベルが高いことを学べたってことだね! ・・・いま僕といくみんの話を聞いただけでこんなに真逆のタイプだってことがわかって、しかもそれぞれが持ってた印象を越える経験をゼミで残せてるって、やっぱりひらのゼミってすごいよね。
――ほんとですよね。それぞれの力にちゃんとなってる。お二人とも貴重なご意見、ありがとうございます! では、次の質問なのですが・・・ひらのゼミで研究をしていく中で、ここは大変だなって思うことはありますか?
いくみん:そうですねえ・・・、ひらのゼミで歌占(うたうら)をやるってことは知ってたんですけど、実際占いをやったことはなかったので。お悩みに対する回答を考えるのが難しかったなあと。
あとは、課題量がしっかりあるところですかね。私いま教職の授業もとっているので、それと兼ねるとなると・・・一週間があっという間に過ぎていきます(笑)。私が授業の組み方を間違えたっていうのもあるんですけどね(笑)! でも、ゼミ以外の授業があまり忙しくなければ余裕だと思います。
じゅんぺー:いくみんすごいね!頑張ってるね・・・! 僕は、さっきの質問でも言ったけどやっぱり時間が長いところかな。ひらのゼミはだいたい2コマ分の授業時間があるからね。
ほかにも時間だけで考えれば、2泊3日のゼミ合宿があったり、学園祭の準備期間も力を入れて準備したり・・・。その分充実していて楽しいけどね!
――そうですよね!努力したらした分だけ、自分の力にもなりますし、それをみんなで仲間意識を持って乗り越えられるのがひらのゼミの魅力ですよね。
これからも楽しみつつ気を引き締めて頑張っていきましょう! お二人とも、貴重なお時間をいただきありがとうございました!!
作成:2020/12/14
和歌占いのコツは?
質問①:占いをやるって具体的にどんなことをするの?
質問②:占いって初心者でもできるの?
回答者

まいやん
3年生

そよまる
3年生
――和歌占いとは何か?具体的に教えてください。
そよまる:「和歌占い」っていうのは、占いたい現状を和歌が表してくれるものです。でも、具体的にどう解釈すればよいか分からないですよね。それを私たちゼミ生が、和歌の知識をふまえて、深く読み解いていきます。
まいやん:言い方を変えると、和歌を通して相談者の悩みに答えるというものです。相談者の方が引いた和歌を、その方のお悩みとリンクさせて丁寧に解釈しています。そのときに、大切なことが三点あります。一つ目が「和歌」、二つ目が、「和歌の例え」、三つ目が「挿絵」です。これら三つの点から和歌を解釈しています。私は、日本文学の視点から読み解くことを意識していて、少しでも、相手の方が前向きな気持ちになれるように、和歌について調べたり、たくさん読んだりしています。
一同:素晴らしいですね~👏
――確かに、悩んでいる人の気持ちを軽くしたいがためにやっていますよね!そよまるちゃんが、和歌占いをする上で気をつけていることは何ですか?
そよまる:私は和歌はもちろん、挿絵が大事かなって思っています。和歌のアドバイスだけだと、行き過ぎた考えになりがちです。一方で、挿絵は可愛くて、イメージがつきやすいから、挿絵から解釈のヒントがもらえるなぁって。
―― 一人一人、見方が違うんですね~。それでは、第二問!
初心者でも歌占はできると思いますか?
まいやん:結論から言うと、できると思います!
私たちも、何も分からないところからスタートしたので、初心者でも大丈夫だと思います。そこで何が大切かというと、二つあって、一つが回数を重ねることですね。回数を重ねるごとに、だんだんコツをつかんでいきます。二つ目は、相談者の方に寄り添う気持ちが最も大切です。この二点に気をつければ、誰でもできると思います。
――みんな、最初は初心者だし、占いを通して、人と対話するためには、寄り添うという気持ちが一番大事なのかもしれないですね。では、そよまるさんは、どう思いますか?
そよまる:できると思います。
大事なのは、まいやんも言ってたけど、回数を重ねるのが大事だと思っていて、なんだろう…。
私、最初のほう、挿絵の意味が全然分からなくて、挿絵は見ていなかったです。でも回数を重ねるごとに、どう解釈していけばよいか、和歌の意味を多角的考えられるようになって、色々な情報を吸収できるようになりました。あとは、他の人の、歌占の回答をたくさん見るということも大切ですね。
――二人とも共通して、回数を重ねるっていうのを言っていましたね。私たちのゼミでは、ただ回答して終わりじゃなくて、その場でフィードバックをもらえるから、次に活かそう、という気持ちになりますよね。
では、逆に歌占を行う上で、難しかったな~と思ったことはありましたか??
そよまる:私は、マイナスな感じの和歌のお告げを、どう良い方向に持っていくのかが難しいなと思っています。自分とはなじみのない話題に、どう寄り添っていくかというのも難しいですね。
――自分が体験していないことにアドバイスをするのは難しいですよね。
まいやん:私は、説得力のある読みやすい文章にすることが一番難しかったです。歌占は「和歌のたとえ」、「挿絵」、「和歌」、この三つに触れるのが、前提にあって、お悩みとリンクさせながら和歌を解釈して、アドバイスも含めた文章にするのが、すごい頭を使うなって、毎回思ってました。一回書いて、また後日読んで、自分で読んで分からなかったら、他の人も絶対分からないから、まずは自分が納得できる文章を書くことを心掛けています。
――客観視してるって感じですかね?すごい、さすがです~
まいやん:違うの(笑)実際はゼミでのフィードバックが怖くて、他の人に票を入れてもらうから、できるだけ良い物を回答としてあげたいなぁって思ってます。
――確かに、「占い」にアドバイスするとき、自分の主観が入りがちになるため、客観視することが大事ですね!二人とも、素晴らしいです!
そよまる・まいやん:ありがとうございます~。
――二人とも、回答していただきありがとうございました!!
作成:2020/12/27
就活について教えて
質問①:文学部って就活不利って本当?
質問②:ひらのゼミは就活に対してどれくらいフォローがあるの?
質問③:ひらのゼミであるからこそ〇〇のスキルがアップした!
回答者

ほみ
4年生

りょうた
4年生

ほの
3年生
――それでは、自己紹介をお願いします!
ほみ:はーい、4年のほみです。お願いしまーす!
ほの:3年のほのです。お願いします!
りょうた:りょうたでーす。お願いしまーす。
――ありがとうございます!それではさっそく質問させていただきます。就活をする上で、文学部は他の学部に比べて不利だという風に聞いたことがあるのですが・・・4年生さん、実際どう感じられましたか?
ほみ:そうですね、まず他学部に比べて有利ってことはないと思います。で、一般的に不利だといわれている理由としては、「お仕事に直結する」わかりやすい能力とか経験っていうのがなかなか身につかないってことかな。たとえば経済学部ならマーケティングを学ぶことができて、それは企業でもそのまま使える能力だし。ただ、私としては文学部だからといってそんなに不利だと感じたことはなくて・・・やっぱり培ったものをどう言語化して伝えていくかだと思う。そこを上手く論理立てて言えれば、そこまで大きなハンデにはならないかなあというのが私の個人的な体感なんですけど・・りょうたさんはどうでしたか?
りょうた:まったく同意見ですね!!
一同:(笑)。
――本当にほみさんのおっしゃる通りだと思います。また、私たちひらのゼミでは「占い」のような変わったテーマを取り扱っているので、人事の方は反応されるのではないかと思うのですが・・・いかがでした?
りょうた:うん、さっきの話と絡めた話になってくるんだけど、他学部は他学部で特化したスキルを学ぶことができるよね。そんな中で文学部でいざ「占い」っていうのが出てきたら人事の方も絶対ツッコむポイントになると思うし。そこでしっかり受け答えできて強みをアピールできたら、文学部っていう要素が有利に働くことにもなるよね。
――ありがとうございます!ほのさんは就活を始めてからES(エントリーシート)を書く機会もあると思うんですけど、ゼミについてどんな風に説明してますか?
ほの:そうですね、やっぱり履歴書だったりESだったりで「勉強面で頑張ったこと」を書くことがあるんですけど、そういう時はゼミのことを書いています。ひらのゼミで占いというものを実践的にやって、それによって人に寄り添う力だとか伝える力を培っているので、そこはすごくアピールポイントになるなあと。
――確かに、ひらのゼミでは、そういった力を培うことが意識されていますよね。・・・それでは次の質問に移りたいと思います。ゼミの就活に対するフォローに関してお伺いしたくて・・・実際に、4年生さんが説明会を開いてくださったこともありましたよね。4年生さんから見て、ゼミのどんなことが就活の役に立ちましたか?
ほみ:フォローという面で特徴的なのは、やっぱり去年も4年生さんが就活報告会というのをやってくれて。具体的に「どんな企業を受けたか」とか、それこそさっきの話でも出たように「文学部の経験をどうお伝えしたのか」とかっていう、なかなか他では聞けないことをお話しいただく機会を平野先生が作ってくださって。あと、平野先生は普段の授業でも「アクティブラーニング」っていう手法を取り入れてくださっていて、ただ聞くだけの授業ではなく、実践的に取り組めるように授業構成を考えてくださっているから、自然と力が身につきやすい環境になっているのかなと思います。それから、身についたことに関しては、やはり「歌占」の存在が大きいです。歌占って、一度引いてしまった和歌はもう変えられないでしょ。これって営業にも通じるところがあるんだよね、場に出ているものでうまくやりとりをしなくちゃいけないから。引いた和歌と相談者さんの悩みをうまく合致させて答えを出すっていう体験を通して培われた強みが大きいのかなって。
りょうた:一個上の先輩って、いまコロナ禍でイレギュラーな環境だと思うんだけど、来年もどうなるかわからないし選考フローもそれによって変わってくるだろうから、不安だと思うんだよね。それだったら僕の先輩だったり同級生であったりを3年生とつなげることはできるので・・・そういう縦のラインのつながりは、ひらのゼミは強いのかなあと。もし本当に行きたい業界とか企業があるなら、マンツーマンでその業種について教えてくれると思うので。もし何かあれば、聞いてくれたらと思います!
――え!つなげていただけるんですか・・・!?
りょうた:大丈夫だよ!そこからOB訪問にもつなげることもできるし。
――ええ~!すごいですね。コロナ禍でなかなかつながりがないので、とても嬉しいです。ほのさんは、夏から就活を始めて今はインターンに行く・・・といった段階かと思いますが、ひらのゼミで良いなと思った就活フォローがあれば教えてください!
ほの:はい!やっぱり私がひらのゼミの就活フォローで良いなと思うのは、早い段階から先輩方が就活についての説明会を開いてくださることですかね。私は最初何から始めて良いかもわからなくてただ漠然と不安を抱いていたんですけど、先輩方のお話を聞いて具体的に何をすれば良いのかっていうのが見えたし、私の就活のスタートってそこだったなあと思いました。ありがとうございます・・・!あと、先輩方が私の書いたESを「見てあげるよ~」と言ってくださったので、実際にほみさんに見ていただいたりもしたんですけど、本当に作りたての拙いものを添削していただいて・・・。先輩方のフォローが本当に手厚くてすごく心強いです。
――本当にそう思います。さきほどりょうたさんもおっしゃってましたけど、縦のつながりが強いなって。やっぱりこれもひらのゼミならではだなあと感じます。ひらのゼミは、今の話のような「目に見えるフォロー」と、授業を受けていく中で自然と力が身についていく「目に見えないフォロー」の二重構造になっているのではないかなと思います。これからお世話になります・・・!お三方、貴重なお時間をいただきありがとうございました!!
作成:2020/12/27